紗栄子さんが選んだ、秋のおすすめアイテム

紗栄子さんが、自身のYouTubeチャンネルで秋のおすすめアイテムを紹介する動画を公開しました。

その中で取り出したのが、ウエットスーツと同じ素材でできた足専用の湯たんぽです。

お湯を注いで足に履くだけで温まる仕組みで、紗栄子さんは「お湯の力」と表現するほど気に入っている様子を語っています。

撮影の仕事では衣装の都合で体が冷えることが多く、そのたびにこのアイテムに助けられていると公表しています(モデルプレス、sappi-blog.jp)。

特別な健康法というより、冷えたら温めるという当たり前の工夫を、道具を選んで続けているのが印象的です。

冷えを感じてからあわてて対策するのではなく、冷える前から温める道具を手元に置いておく。

この順番自体が、自律神経に負担をかけない過ごし方のヒントになります。

この記事では、紗栄子さんの温活習慣を入り口に、足元の冷えがなぜ起きるのか、そして秋の変わり目にどう整えるとよいのかを、仕組みから解説します。

なぜ足元から冷えるのか。血流と自律神経の関係

手足の先だけが冷たくなる、いわゆる末端冷えの背景には、自律神経の働きが関わっているといわれています。

体は寒さを感じると、熱を体の外に逃がさないように交感神経が働き、手足の末梢にある血管を収縮させます。

血管が細くなると血液が流れにくくなり、熱を運ぶ量そのものが減ってしまいます。

その結果、体幹は保たれていても、手足の先には熱が届きにくくなり、冷たさとして自覚されるのです。

これは体を守るための正常な反応ですが、冷房と屋外の気温差にさらされ続けたり、ストレスで緊張状態が続いたりすると、血管が収縮したままになりやすいとも指摘されています。

つまり足元の冷えは単なる体質ではなく、自律神経が体温を守ろうとして働いた結果でもあるということです。

自分がいまどのくらい冷えやすいタイプなのか気になる人は、1分でできる自律神経タイプ診断で傾向をチェックしてみてください。

秋は自律神経が一気に消耗する季節

夏の間、私たちの自律神経は冷房と猛暑の寒暖差にずっと対応し続けてきました。

その疲れが抜けきらないまま迎えるのが秋です。

朝晩は20度近くまで下がるのに、日中は30度近くまで上がる。

この寒暖差の中で、自律神経は1日に何度も体温調整のスイッチを切り替えることになります。

夏の疲れが残った状態でさらに負担が重なるため、秋は1年の中でも自律神経が乱れやすい時期のひとつとされています。

具体的には、1日の気温差がおよそ7度以上になると自律神経への負担が大きくなりやすいといわれています。

気温が下がったと感じると血管を収縮させて体温を保とうとし、上がったと感じると発汗を促して熱を逃がそうとする。

この真逆の働きを短い時間で何度も繰り返すことになるため、寒暖差の大きい日ほど自律神経は消耗しやすいとされています。

だるさや眠りの浅さに加えて、足元の冷えが強く出やすいのもこの時期の特徴です。

代謝と自律神経の関係については汗をかいても痩せない残暑の体。夏に代謝が落ちる理由、食欲不振との関係については残暑で崩れる自律神経と食欲不振はセット?対策の切り分け方でも詳しく扱っているので、あわせて読むと今の自分の状態が把握しやすくなります。

今日からできる、秋の温活習慣

紗栄子さんが足元から温めているのには理にかなった面があります。

足首には太い血管が皮膚のすぐ近くを通っています。

ここを温めると、温まった血液が心臓に戻り、体全体を巡りやすくなるといわれています。

同じ理由で、お腹まわりを温めることも効果的とされています。

お腹には内臓が集まっており、ここが冷えると全身の血流やホルモンバランスにも影響しやすいと考えられています。

反対に、上半身だけ厚着をして足元が薄着のままだと、熱は体幹にとどまり、末端にはなかなか届きません。

全身を厚く覆うことより、血管が集まる部位をピンポイントで温めるほうが、少ない負担で体全体をあたためやすいということです。

紗栄子さんの湯たんぽ習慣は、この考え方をそのまま実践している例だといえます。

湯たんぽがなくても、同じ発想で始められる工夫はいくつもあります。

  1. 足首を覆う。 レッグウォーマーや厚手の靴下で足首を隠すだけで、冷気に触れる面積が減り温かさを保ちやすくなります。デスクワーク中や就寝時にも取り入れやすい方法です。
  2. お腹を1枚多く覆う。 腹巻きやインナーを1枚足すだけで、内臓の冷えを防ぎやすくなります。冷房が残るオフィスや電車の中でも役立ちます。
  3. 蒸しタオルで温める。 濡らして電子レンジで温めたタオルを足首やお腹に当てるだけでも、湯たんぽに近い温め効果が期待できます。数分で用意できる手軽さが続けやすさにつながります。
  4. 湯船に浸かる時間をつくる。 シャワーだけで済ませず、38度前後の湯に10分ほど浸かると、末端まで血流が巡りやすくなるといわれています。眠りの質にも関わるので、睡眠の質を上げる方法 完全ガイドもあわせて参考にしてみてください。
  5. 冷たい飲み物を温かいものに置き換える。 朝のアイスコーヒーを1杯だけ白湯やホットの飲み物に替えるところから始めてみましょう。内側からも冷やさないことが、外から温める工夫の効果を保つ助けになります。

すべてを一度に取り入れる必要はありません。

まずは足首かお腹、どちらか1か所を覆うことから始めてみてください。

よくある誤解

厚着や重ね着は多いほどよい、と思われがちですが、締めつけの強い靴下やレッグウォーマーは血管を圧迫し、かえって血流を妨げることがあります。ゆるく包む程度の強さを選ぶほうが、温めの効果を保ちやすいとされています。

冷えは我慢していればそのうち慣れる、と考えがちですが、血管が収縮した状態が長く続くと、めぐりの悪さが慢性化しやすいといわれています。我慢するより先に温める習慣のほうが、体への負担は小さく済みます。

まとめ

紗栄子さんが秋のおすすめアイテムとして紹介した足専用の湯たんぽは、冷えたら我慢せずすぐに温めるという発想の表れでした。

足元の冷えは、寒さを感じた自律神経が血管を収縮させた結果として起きます。

朝晩と日中の寒暖差が大きい秋は、その自律神経がもっとも消耗しやすい季節です。

足首やお腹という血管の集まる部位を意識して温めることが、少ない負担で全身のめぐりを整える近道になります。

冷えが強く、しびれや強い痛みをともなう場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。